動脈硬化 予防

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重篤な血管疾患を回避!知らぬまに進行する動脈硬化の予防対策を解説!

私たちの血管は、食生活を中心とした生活習慣や加齢などのさまざまな影響を受けて老化変質していきます。血管が硬くなったり、詰まったりして弾力性や柔軟性を失い、必要な栄養素や酸素を体内組織へ送り届けることができなくなる状態を「動脈硬化」といいます。

 

 

 

この動脈硬化を放置しておくと、心臓や脳など中枢器官の血管細胞まで壊死(えし)して、死に直結するような重篤な血管疾患を招いてしまいます。動脈硬化は進行する前から予防することが重要です。動脈硬化の原因・進行過程・予防対策等について詳しくお伝えします。

 

 

動脈硬化の原因と進行過程

 

動脈硬化の直接的な原因は、「血管の詰まり」「血管の硬直化」です。血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールの濃度が高くなり、血液がドロドロになって血管壁にこびりついたり、「血栓(かさぶた)」を生成したりすることで発生します。

 

 

 

また動脈硬化がある程度進行すると、血管壁にできた「プラーク(脂肪塊)」に血中のカルシウムが付着して「石灰化(硬直化)」を起こします。この石灰化が血管の狭窄や閉塞や動脈瘤を招いてしまうのです。

 

 

動脈硬化の原因

中性脂肪と悪玉(LDL)コレステロール

動脈硬化を引き起こす最大の原因は、「中性脂肪」と「悪玉(LDL)コレステロール」の血中濃度です。この血中濃度が高くなると血液がドロドロの状態になって血流が悪化していきます。また血中濃度の基準値を超えると脂質異常症と見なされ、血管壁に傷がつきやすく血栓ができやすい状態になってしまいます。

 

 

栄養バランスの悪い偏った食事や運動不足

中性脂肪や悪玉コレステロールの血中濃度が高くなる原因は、「栄養バランスの悪い偏った食事」「運動不足」が原因となります。脂っこい動物性脂肪食やコレステロールの多い食べ物や高糖質の炭水化物に偏った食事は、中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす原因となります。

 

 

 

また運動不足は、体内に溜まった中性脂肪や悪玉コレステロールを、活動のエネルギー源として消費しないまま、体内に蓄積してしまいます。

 

 

過度の喫煙と飲酒

「過度の喫煙」「過度の飲酒」も動脈硬化の原因となります。喫煙は血管を収縮させるだけではなく、善玉(HDL)コレステロールを減少させ、逆に悪玉コレステロールを酸化させて増加させることが分かっています。

 

 

 

過度の飲酒は、肝臓の代謝機能を低下させ、中性脂肪や悪玉コレステロールを増加させてしまいます。アルコールの分解・解毒に、肝臓の働きが集中し、エネルギーの代謝活動が低下してしまうのです。

 

 

糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病

「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」のいずれかを疾患していると、動脈硬化を引き起こす確率が高くなります。もちろん肥満の上にこれらの2つ以上を併発していると、「メタボリックシンドローム」に該当し、もっと危険な因子となってしまいます。

 

 

BMI値が25.0以上の肥満

体重と身長から割り出して算出した肥満度を表す「BMI値」が、25.0以上になると肥満と見做されます。BMI値が25.0を超えると、糖尿病や高血圧や脂質異常症を併発しやすく、動脈硬化の危険性が高まるとされています。

 

 

動脈硬化の進行過程

【初期段階】ドロドロの血流が血管壁を損傷

健康な血管では、血液が体内組織に必要な栄養素と酸素を運ぶとともに、二酸化炭素などの老廃物を回収して体外に排出しています。ところが血液中に中性脂肪や悪玉コレステロールが増えると、ドロドロの血流になって血管壁に傷をつけてしまいます。

 

 

【中期段階】血管壁の傷口に悪玉コレステロールが血栓を生成

血管壁の傷口から悪玉コレステロールが侵入して、活性酸素と結合して酸化悪玉コレステロールとなり、凹凸状のプラーク(脂肪塊)を作ります。このプラークは脆くて壊れやすく破れてしまうと、修復しよとする血小板が集まって血栓を作ってしまうのです。

 

 

【後期段階】血管の詰まりと硬直化

血管壁にできたプラークや血栓は、肥大化して血流を塞ぎ(血管の狭窄化)、血管の詰まりの原因となります。また血栓が剥がれて血流に乗り、脳の毛細血管に詰まると、血管の閉塞となり脳梗塞を引き起こしてしまいます。

 

 

【末期段階】石灰化による血管の狭窄化と閉塞化

血液中のカルシウムの量が増えると、血管壁にできたプラークに、カルシウムが付着して石灰化を起こし硬直化してしまいます。これが血管の詰まり(狭窄や閉塞)や血管の硬さの原因となります。血流が阻害され組織の細胞に必要な酸素や栄養素を送り届けることができなくなり、細胞の壊死を招いてしまいます。

 

 

動脈硬化の予防対策

 

動脈硬化の予防対策で最も重要なことは、『血液をサラサラの状態に保つ』ということです。そして血液がドロドロになる直接の原因は『中性脂肪やコレステロールの血中濃度が高い』ことです。中性脂肪とコレステロールを減らすような食生活や生活習慣の改善こそが動脈硬化の最善の予防対策となります。

 

 

中性脂肪とコレステロールを減らす

中性脂肪とコレステロールが、血液をドロドロにして動脈硬化のリスクを高める危険因子です。中性脂肪もコレステロールも、特に3大栄養素の「糖質(炭水化物」と「脂質(脂肪分)」の摂り過ぎによって増えていきます。

 

 

 

体内総コレステロールの70~80%は、3大栄養素を原料として主に肝臓などで生成されており、食事から直接摂取している割合は20~30%に過ぎません。従って中性脂肪とコレステロールを減らすには、糖質の高い菓子類や脂っこい動物性脂肪食を減らし、バランス良い食事に改善することが大切です。

 

 

栄養バランスの悪い偏った食事を改善する

栄養バランスの悪い偏った食事とは、3大エネルギー栄養素の「糖質」「脂質」「タンパク質」の摂取過剰と「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」の摂取不足のことです。また3大エネルギー栄養素の中でも、特に糖度の高い菓子類や飲料、脂肪分の高い動物性肉類やバター・マーガリンなどの脂肪加工食品などの摂り過ぎのことをいいます。

 

 

 

栄養バランスの悪い偏った食事を改め、3大エネルギー栄養素の必要摂取カロリー量を守って食べ過ぎに注意し、動脈硬化の予防に効果のある「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」を多く摂取するように食事内容を改善することが大切です。

 

 

運動やダイエットで肥満を解消する

肥満は動脈硬化の第1歩と言ってもいいほど、中性脂肪やコレステロールを増やしてしまいます。また糖尿病や脂質異常症や高血圧を併発する確率も高くなります。運動やダイエットを行い多少太りぎみであっても、BMI値を25.0以下に抑えることが大切です。動脈硬化が起こる確率を減らすことができます。

 

 

節煙と節酒(適量)を心がける

喫煙は、血管を収縮させるとともに、血中の悪玉コレステロールを増やす作用があります。禁煙に越したことはありませんが、節煙を心がけましょう。

 

 

 

飲酒は、毎日でも適量(日本酒1合、ビール350ml)であれば、むしろ血行を促進して動脈硬化にも効果的とされています。しかし過度の飲酒は、肝臓を酷使・疲労させて、中性脂肪やコレステロールを増やしてしまいます。飲み過ぎは節酒して適量の飲酒が動脈硬化の予防になります。

 

 

動脈硬化を予防する食事内容と栄養成分

 

動脈硬化を予防するためには、血管や血流に良い食生活への改善が非常に重要です。血液をドロドロにせずにサラサラにできる食事内容や食べ物に改善することが大切です。動脈硬化の進行は、食生活の改善によって大幅に予防することができます。

 

 

動脈硬化を予防する食事内容

1.動物性脂肪の摂り過ぎを控える

動物性脂肪の多い食べ物を摂りすぎると、中性脂肪やコレステロールを増加させます。また血液中に飽和脂肪酸が増えて赤血球の膜を硬くしてしまい、血流を阻害します。さらに赤血球の膜が脆くなって破れると、血小板が凝集して血栓ができる原因となります。動物性脂肪食を控え、青魚の脂肪や植物性の脂肪を摂ることが大切です。

 

 

2.塩分(ナトリウム)の摂取を控えめにする

塩分(ナトリウム)の摂り過ぎは、高血圧の最大の原因です。血液中の塩分濃度を薄めようと大量の水分が血液中に流れ込み血管壁を圧迫します。塩分の摂取量は、1日あたり6g未満を心がけ、ラーメンやうどん、そばの汁は全部飲まないようにすることが大切です。

 

 

3.野菜類・海藻類・キノコ類を豊富に取る

野菜類や海藻類やキノコ類などには、ビタミンやミネラルや食物繊維、さらには抗酸化成分のポリフェノールなどが豊富に含まれています。これらの栄養成分には、中性脂肪やコレステロールの増加を抑制するとともに、細胞老化を促進する活性酸素の増加を抑制する作用があります。

 

 

4.味付けは薄めに工夫

濃い味付けが好きな人は、高血圧を疾患する確率が高くなります。食塩や醤油などの塩分量を控えめにして、ダシや調味料を工夫して薄めの味付けにすることも大切です。

 

 

動脈硬化を予防する栄養成分と食べ物

1.DHAとEPA(不飽和脂肪酸)

青魚に多く含まれる「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸)」の不飽和脂肪酸には、血管や血流の状態を良くする効果があります。DHAには、血管の弾力性を高めるとともに、赤血球の柔軟性を向上させる作用があります。またEPAには、血栓の生成を阻害して血流をサラサラに改善する作用があります。

 

 

 

DHAとEPAは、イワシ、サンマ、サバ、アジ、マグロなどの青魚に同時に多く含まれています。生魚の悪臭さが苦手な人は、缶詰でも十分に効果が得られます。またサプリメントも多く販売されています。

 

 

2.ナットウキナーゼ(納豆菌)

納豆に含まれるネバネバ成分の「ナットウキナーゼ(納豆菌)」には、血管壁にできる血栓を溶かして血液の流れをサラサラにする効果があります。また腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らす整腸作用もあり、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果もあります。さらに活性酸素の増加や菌の繁殖を抑える抗酸化効果など、血管の健康に貢献します。

 

 

 

納豆を1日50g(1パック)程度で、十分な効果が期待できます。ナットウキナーゼの血栓を溶かす作用には持続性があり、食べてから最長で12時間程度も継続するとされています。毎日納豆を1パック食べることで動脈硬化の予防効果が期待できます。

 

 

3.ビタミンA(βカロテン)・C・E

ビタミン類の中でも特に、ビタミンA(βカロテン)・C・Eの抗酸化作用が強く、活性酸素の細胞侵食を抑制し、コレステロールの酸化を防止することから動脈硬化の予防に効果を発揮します。コレステロールが酸化されると善玉コレステロールでも悪玉化します

 

 

 

ビタミンA(βカロテン)・C・Eは、緑黄色野菜類や果物類から広く摂取することができます。ホウレン草、コマツナ、春菊、ニラ、ブロッコリー、パプリカ、アスパラガス、人参、カボチャなどの緑黄色野菜、アーモンド、ナッツ、アボガド、イチゴ、オレンジ、レモンなどの果実や柑橘類などから摂取できます。

 

 

4.ポリフェノール類

毎日の食生活でも身近な飲み物である赤ワインや緑茶やココアなどに含まれているポリフェノール類には、コレステロールの活性酸素からの酸化を防ぎ動脈硬化を予防する効果があります。特に赤ワインには、「レスベラトロール」「アントシアニン」「カテキン」などの複数のポリフェノールが豊富に含まれています。

 

 

 

この赤ワインの「レスベラトロール」が最近特に『寿命を伸ばす遺伝子を活性化する効果がある』と話題になっています。血管を拡張する作用があり高血圧や動脈硬化を予防するとともに脳の血流量も増加させる作用があるとされています。

 

 

5.食物繊維のアルギン酸

食物繊維の中でも特に水溶性食物繊維に含まれる「アルギン酸」に動脈硬化の予防効果の期待が寄せられています。アルギン酸には、そのネバネバしたヌメリで、体内の余分なコレステロールを吸着して体外に排出し、悪玉(LDL)コレステロールの血中濃度を引下げる作用があります。

 

 

 

さらにアルギン酸はカリウムと結合しており、腸内でカリウムを放出することでナトリウムを吸着して排出し、体内のナトリウム量を減らして高血圧を予防するため、動脈硬化の予防にも最適なのです。アルギン酸を多く含む食品には、昆布、わかめ、もずく、めかぶなどがあります。

 

 

動脈硬化の予防薬

 

 

 

動脈硬化の予防薬には目的によっていろいろな種類がありますが、「コレステロールを抑制し血流改善する予防薬」「中性脂肪値を引下げる予防薬」「血栓の形成を防止する抗血小板薬」「血管拡張作用のある抗血小板薬」について紹介します。

 

 

 

これらの予防薬については、副作用のあるものや、他の薬との併用が認められないものなどもあります。くれぐれも注意書きをよく読んで、今の体調の状態や服用している薬などを勘案して選ぶことが大切です。

 

 

コレステロールを抑制し血流改善する予防薬

【ヘルスオイル】

「ヘルスオイル」には、悪玉コレステロールを低下させるとともに、血管を強化する作用もあり、血流を改善して動脈硬化症の予防に相乗的な効果が期待できます。

 

 

 

有効成分の「リノール酸(混合植物油)」が、コレステロールの肝臓での生成を抑制し、血液中の悪玉(LDL)コレステロールを低下させて、血管壁への滞留を阻止する作用があります。また有効成分の「カルバゾクロム」には、血管を強化する作用があります。副作用としては下痢の症状が現れる場合があるとされています。

 

 

中性脂肪値を引下げる予防薬

【エパデールT】【エパアルテ】

「エパデールT」と「エパアルテ」のどちらも、肝臓や血液中の中性脂肪値を引下げる効果が期待されます。健康診断で中性脂肪値(トリグリセド値)が基準値を超えて場合の、早期予防薬として効果的です。副作用としては、下痢・便秘・口渇などが現れる場合があるとされています。

 

 

血栓の形成を防止する「抗血小板薬」

【アスピリン(アセチルサリチル酸)】

「アスピリン(アセチルサリチル酸)」は、バファリンの有効成分としても広く知らており、血液の凝固を阻害する効果が期待できます。また血小板の凝集を抑制して血栓の形成を防止することから脳梗塞や虚血性心疾患を予防する「抗血小板薬」としても処方されています。副作用としては、胃の障害症状が現れる場合もあるとされています。

 

 

血管拡張作用のある「抗血小板薬」

【ベラプロスト】

「ベラプロスト」には、血管の拡張作用があり、高血圧を低下させる効果が期待できます。また血小板の凝集を抑制して、血液の粘性を低く抑える「抗血小板薬」としても利用されています。副作用としては、抹消血管の拡張によるほてり・頭痛・動悸が現れる場合があるとされています。

 

 

まとめ?

動脈硬化を引き起こす原因の始まりは、体内への中性脂肪とコレステロールの蓄積です。動脈硬化を予防する最善策とは、これらの中性脂肪とコレステロールを増やさないような食生活に改善することです。副作用も懸念される予防薬に頼る前にバランス良い食事に改善し、有効成分を毎日摂取することが大切です。

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